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東京都への月間セシウム降下量 3月は2.20メガベクレル。全国4位。ジリジリと増加基調続く(FGW)

2015-04-30 15:15:11

sesium201503キャプチャ
sesium201503キャプチャ原子力規制委員会のまとめによると、3月中の全国の都道府県別の環境放射能水準調査(月間降下物)によると、東京都へのセシウムの降下量は2.20メガベクレル(1k㎡当たり)で、全国4位だった。全体的に降下量は前月より減ったが、東京の順位は前年より一つあがった。

 

全国でもっとも降下量が多かったのは、3月も福島県。ただ、降下量は2月の8700メガベクレルから、10分の1も減少した850メガベクレルにとどまった福島以外も全体的に3月の降下量は減少しているところが多い。ついで、第二位も変わらず茨城県。6.7メガベクレル。3位群馬県3.18メガベクレルと続いて、東京都なる。

 

セシウム降下量が多い県は、事故を起こした東電福島第一原発周辺の県が中心である傾向は変わらないが、福島から離れている東京も。常に上位にランクされている。東京への降下量は、昨年12月の0.74メガベクレル、今年1月の1.56メガベクレル、2月2.63メガベクレルと、徐々に増加基調にあった。

 

3月は2月より若干減ったものの、2メガベクレル台を続けており、福島事故から4年以上を経過しても、東京が「セシウム降下量上位自治体」である構造に変化はない。

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