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福島第一原発 建屋側遮水壁の冷凍機3台トラブルで突然停止 土壌の凍結できず。(各紙)

2015-07-28 15:26:41

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 各紙の報道によると、東京電力は28日、福島第一原発の汚染水対策の柱として実施中の凍土遮水壁の冷凍機のうち、3台が停止したと発表した。凍土遮水壁による凍結作業は今年4月から実施しているが、トラブルで凍結作業が止まったのは初めて。

 28日午前8時半ころ、原発構内の電源盤から地面への漏電を伝える警報が鳴った。その警報から約10分後、作業員が構内にある電源ケーブルから白煙が出ているのを発見したという。白煙はその後、消えたが、1~4号機の建屋周囲の地盤を冷凍する凍土遮水壁の冷凍機全30台のうち3台が停止した。

 東電は最初の漏電を知らせる警報と、ケーブルからの白煙発生の関連を調べている。トラブルで凍結作業が停止したのは初めて。これまでの凍結土壌への影響が懸念されるが、東電は「直ちにこれまでの凍結分が解凍することはない」と説明している。

 政府は27日、原子炉構内の山側の本格的凍結の準備が9月7日までに完了する、との見通しを発表したばかり。今回の凍結機のトラブルが全体の作業にどう影響するかは不明。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/index-j.html