東電福島第一原発事故 検察審査会が東電旧経営陣3人を強制起訴の議決。事故から4年超過ぎ、ようやく、法廷で刑事責任問われる(各紙)
2015-07-31 16:25:23
東京電力福島第一原発事故で告発されたが、東京地検が不起訴とした東電の勝俣恒久元会長(75)ら旧経営陣3人について、東京第5検察審査会が起訴すべきだとする「起訴議決」をした。これにより3人は業務上過失致死傷の罪で強制的に起訴される。未曽有の被害をもたらした原発事故の刑事責任がようやく裁判で争われることになる。
強制起訴されるのは、勝俣元会長のほか武藤栄(65)、武黒一郎(69)の両元副社長。福島第一原発事故を巡っては、東京地察は一昨年、福島県の住民グループなどから告訴・告発を受けたが「今回の規模の地震や津波を予測するのは困難だった」として全員を不起訴にした。
これに対し、東京第5検察審査会は去年7月、勝俣元会長ら3人について「起訴すべきだ」と議決した。その後、東京地検が今年1月に再び不起訴にしため、強制的に起訴すべきかどうか改めて審査をしていた。今後3人は、裁判所が検察官役として指定する弁護士によって強制起訴される。
検察審査会では、市民から選ばれた11人の審査員のうち、8人以上が起訴することに賛成した。議決の中で、「国がマグニチュード8クラスの地震が起きる可能性を予測したことや、平成20年に東京電力が15.7mの高さの巨大津波を自ら試算していたことから、災害が発生する危険を具体的に予測できたはずだ」と指摘した。
「大きな地震や津波の可能性が一定程度あったのに、目をつぶって無視していたのに等しい状況だった。適切な対策を取っていれば、今回のような重大で過酷な事故の発生を十分に避けることが可能だった」「(当時の東京電力の姿勢について)安全対策よりもコストを優先する判断を行っていた感が否めない」などと批判している。

































Research Institute for Environmental Finance