HOME |東電福島第一原発 3号機で撤去した大型ガレキの下敷きになっていた使用済核燃料4体が変形、放射性物質の漏れはないというが、取り出しに影響の懸念も(RIEF) |

東電福島第一原発 3号機で撤去した大型ガレキの下敷きになっていた使用済核燃料4体が変形、放射性物質の漏れはないというが、取り出しに影響の懸念も(RIEF)

2015-08-04 23:16:20

fukushimadaiichi3goukiキャプチャ

東京電力は4日、20㌧の大型がれきを撤去した福島第一原発3号機の使用済み核燃料プールで、がれきの下になっていた燃料のうち4体の一部が変形していることがわかったと発表した。

 

 変形したのは燃料の上部に付いているハンドル部分。プール内に沈んでいた20㌧の燃料取扱機本体のちょうど下に当たるところにある燃料。がれきの重みが4年以上にわたってかかっていたため、歪んだとみられている。

 

 東電によると、ハンドル部分と燃料棒との接続部分は破損していないようで、プール内の水の放射性物質濃度に大きな変化はないという。ただ、水中カメラで確認したところ、燃料自体の破損の形跡はうかがわれないものの、燃料取り出し時に、ハンドルの変形部分が影響しないかどうか、引き続き調査を続けるという。また他の燃料にも破損との影響がないかを調べる。

 

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2015/images/handouts_150804_05-j.pdf