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東電福島第一原発で また作業員が死亡。8月の3人死亡に続く。放射性物質の高い可能性のある防護服回収作業に従事(RIEF

2015-09-10 13:20:47

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  9日午後0時45分ごろ、東京電力福島第一原発内で、60代の男性作業員が意識不明になり、いわき市内の病因に搬送されたが、死亡した。

 

 男性は協力会社の作業員で、原発への来場者の出入りを管理する出入域管理棟内2階のトイレで、倒れているのを別の作業員が見つけた。男性は既に心肺停止の状態だったという。いわき市立総合磐城協立病院で死亡が確認された。

 

 東電によると、男性は第一原発構内の作業現場で使われた防護服の回収作業を担当していたという。東電は、男性の死因について「元請け企業から報告を受けていないが、状況からみて作業との影響は考えにくい」としている。ただ、放射性物質が付着した可能性のある防護服の回収作業となると、一時的に高濃度の放射能に被爆した可能性もある。

 

 福島第一原発では先月8月だけで、3人が事故や体調不良などの要因で死亡している。8月の事態を踏まえて、東電が作業員全体の健康管理を強化した様子は見当たらない。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2015/images/handouts_150909_13-j.pdf