一般社団法人環境金融研究機構 | Research Institute for Environmental Finance: RIEF

　プロレスラー、初代タイガーマスクの佐山聡さんが、防犯CSRマイスター第一号に認定された。

　防犯CSRマイスターとは、全国防犯CSR推進会議（本部・東京）が、各地で展開されている防犯CSR活動の普及・啓蒙のために、主体的な活動を実践している個人を表彰するために設けた新たな認定制度。

　佐山さんは、山口県下関市出身で、同県内及び全国で多発するうそ電話(特殊)詐欺撲滅に協力するため、山口県警察とタッグを組んで、うそ電話詐欺撲滅ポスター3,000枚とチラシ30,000枚を制作、この夏、県警に贈呈した。また、一般財団法人初代タイガーマスク基金を設立、児童養護施設出身者の就職支援等の活動も実践している。

　タイガーマスクは、梶原一騎原作・辻なおき作画のプロレス漫画で登場した。主人公の伊達直人は孤児院で育ち、プロレスラーとして闘いながら、孤児院の子どもたちを支えるというストーリーで60年代～70年代にヒットした。佐山さんは1981年にリアルなプロレスラーとして、リングに登場、空中殺法で絶大な人気を集めた。

　佐山さんは、プロレスの実力だけでなく、社会活動でも、漫画のストーリーに似た実践活動をしてきたことでも知られている。全国防犯CSR推進会議は、こうした佐山さんの活動が、地域・コミュニティの安心・安全を高める活動に、市民一人ひとりが、企業一社一社が、自分たちの思いで参加するモデルになると評価、マイスター1号に認定した。

　佐山さんは今年5月に心臓手術を受け、現在、リングでの試合は自粛している。だが、今月18日、リアルジャパンプロレス後楽園ホール大会の合間に開いた防犯CSRマイスター認定証の授与を受けてあいさつに立ち、復調が近いことをアピールした。

　タイガーマスクに次ぐ、防犯CSRマイスター2号には、大阪・日本橋でご当地キャラクターとして、防犯活動、環境保護の啓蒙活動をしている「地球戦士ゼロス」が認定されている。

http://www.tigermask-fund.jp/what.html