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トヨタファイナンス、昨年に続き二回目のグリーンボンド発行へ。10月に。発行額は未定。トヨタ車の電動車販売のファイナンス・リファイナンスに充当(RIEF)

2020-09-02 16:21:59

toyota0004キャプチャ

 

 トヨタファイナンス(名古屋市)は、同社として2回目となるグリーンボンドを10月に発行すると公表した。発行額は未定としている。昨年4月の第一回のグリーンボンドの発行額は600億円で、企業発行の同ボンドの一回の発行額では最大クラスだった。資金使途は今回も前回同様で、環境負荷の低い電動車(ハイブリッド車・プラグインハイブリッド車・燃料電池自動車)のトヨタ販売店向け融資、及びクレジット資金に充当する。

 

 (写真は、トヨタの燃料電池車MIRAI)

 

 トヨタグループは2015年10月発表の「トヨタ環境チャレンジ2050」で、クルマの環境負荷をゼロに近づけるとともに、地球・社会にプラスとなる取組みの一つとして電動車の普及に取り組んでいる。トヨタファイナンスは、こうした方針の下で、グリーンボンド発行による資金をトヨタ車購入の割賦資金や、販売店向け融資等に銃とすることで電動車の普及に金融面から貢献するとしている。http://rief-jp.org/ct4/88685

 

 同社が制定するグリーンボンド・フレームワークでは、国際的な市場基準であるグリーンボンド原則(GBP)に沿った対応が示されている。対象車種は、FCVがMIRAI、PHVがプリウスPHVとRAV4PHV、HVは、アクア、プリウス、カムリ、JPNタクシー、センチュリー等。HV・ガソリン併売車については、HV車のみが対象。

 

 昨年4月の第一回発行の際の主幹事は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、大和証券、みずほ証券、野村證券、東海東京証券の各社だった。債券のグリーン性については格付投資情報センター(R&I)がセカンド・オピニオンを付与した。R&Iは今回の発行についても予備評価を付与している。

 

https://www.toyota-finance.co.jp/newsrelease/entry/20200831.html