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不動産大手ヒューリックのリート法人、初のグリーンボンド30億円発行。浅草橋のPPP事業ビルディングのリファイナンス資金に充当(RIEF)

2020-10-26 16:18:46

asakusaキャプチャ

 

 ヒューリックグループのヒューリックリート投資法人は、同社初のグリーンボンド30億円を発行する。資金使途は、東京・浅草橋で取得した「ヒューリック浅草橋ビル」の取得資金のリファイナンスに充当する。同ビルは台東区所有の旧中学校跡地に建設されたPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)事業。

 

 (写真は、東京・浅草の「ヒューリック浅草橋ビル」)

 

 ボンドは期間5年、金利は0.270%。主幹事はみずほ証券、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の3社。ボンドのグリーン性については日本格付研究所(JCR)が市場ベースのグリーンボンド原則(GBP)等への適合を付与している。

 

 対象となる「浅草ビル」は、2013年2月、旧福井中学校跡地を50年間の定期借地として、区指定施設や民間提案施設を含んだ複合ビルとして建設された。災害発生時のオフィス機能維持が可能な制振構造等、テナントの BCPや自然換気システム、LED照明、屋上の太陽光発電施設等をそろえている。

 

 ヒューリックは2019年に同ビルを取得、みずほ銀行等3メガバンクを中心として2年間の期限で借り入れた融資金の一部として30億円を期限一括弁済する。

 

https://www.hulic-reit.co.jp/file/news-feab4d6f637dc184a89bbb8c9b6e42350076f02c.pdf