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朝日ライフアセットマネジメント、仏資産運用のミローバと提携、グローバルなESG企業への投資を対象としたサステナブルファンド、国内で販売へ。2021年200億円規模を目指す(各紙)

2020-11-05 15:17:17

asahilifeキャプチャ

 

 各紙の報道によると、朝日生命保険グループの朝日ライフアセットマネジメント(ALAMCO)は、フランスの資産運用会社のミローバ(Mirova)と連携し、ESGを重視したサステナブルファンド市場に参入する。日本のサステナブルファンド市場は機関投資家等のESG投資への関心の高まりを受けて、今年第三四半期に急上昇している。同社では2021年中に預かり資産を200億円にまで拡大する目標を立てている。

 

 日本経済新聞が報じた。ALAMCOが提携するミローバは仏運用大手ナティクシス・インベストメント・マネージャーズの傘下で、ESG投資を専門にした資産運用機関として知られる。今回、ミローバが設定する世界株投信を元にし、そこから日本株を除き、米欧などの海外株に特化した公募投信を国内投資家向けに売り出す。

mirovaキャプチャ

 

 新たな投信は、投資対象の選定に際して、企業ごとにCO2排出量を測定・評価したうえで、株価の推移を分析するという。サステナブル評価とリターン評価のバランスを重視する形だ。ALAMCOはSRI社会貢献ファンドの分野では、公募投信の「あすのはね」を長年運用していることで知られる。

 

 サステナブルファンド市場は、新型コロナウイルス感染拡大の中で、投資家のESG評価が高まり、今年の第三四半期の同ファンド市場への資金流入は世界全体で前期比14%増の805億㌦(約8兆4500億円)と急増。特に、日本市場では過去最高の70億㌦(約7350億円)の資金が流入するなど、市場の動向が大きく変わろうとしている。http://rief-jp.org/ct6/107904

 

 ALAMCOは、ミローバのグローバル運用力を踏まえた今回の新投信の販売対象として、地方銀行や企業年金、個人投資家を重視し、展開していく方針という。親会社の朝日生命も立ち上がり30億円をファンドに投資する。将来は100億円規模にまで拡大するとしている。

http://www.alamco.co.jp/

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20201105&ng=DGKKZO65806750U0A101C2EE9000