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中部電力、初のグリーンボンド100億円発行へ。来月。太陽光、風力等5つの再エネ事業に資金充当。大手電力では東北電力に次ぐ(RIEF)

2021-03-25 16:40:24

chubu001キャプチャ

 

 中部電力は、再生可能エネルギー事業の開発等の環境改善プロジェクトを資金使途とするグリーンボンドを4月に発行する。発行額は100億円。資金使途は太陽光、風力、水力等5つの再エネ事業とし、脱炭素社会実現に向けた取り組みを推進するとしている。電力大手のグリーンボンド発行は東北電力に次ぐ。

 

 (写真は、中部電力本社)

 

 同社は、2030年ごろをめどに再エネ電力発電量を200万kW以上とすることを目標に掲げている。発行するグリーンボンドの期間は10年。資金使途策の再エネ事業は、太陽光、風力、水力、バイオマス、地熱の5分野を想定している。このうち風力は陸上と洋上の両方を含む。また再エネ発電だけでなく、蓄電池の有効活用で、電力の品質を確保するほか、エネルギーの最適化のためにデジタル化も進めるとしている。

 

 主幹事は、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券の3社。グリーン性についてはDNVビジネス・アシュアランス・ジャパンがグリーンボンド原則(GBP)への適合を付与した。

 

 大手電力会社では、東北電力が昨年2月と9月に、それぞれ風力発電事業等に充当するため、2回にわたってグリーンボンドを発行している。合計150億円。また電源開発(Jパワー)も今年1月に200億円分のグリーンボンドを発行している。http://rief-jp.org/ct4/105848

 

https://www.chuden.co.jp/publicity/press/1206204_3273.html