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マツダ、本社工場に1.1MWの太陽光発電設備導入。同社初のEV量産車「MX-30EVモデル」のバッテリー充電にも充当(RIEF)

2021-07-14 16:01:53

matsuda001キャプチャ

 

 マツダ(広島県)は13日、工場等の製造拠点やオフィスのグリーン化推進策として、府中町の広島本社工場で、太陽光発電設備を稼働させた。発電能力は1.1MW。同電力を同工場で生産する電気自動車(EV)の「MX-30 EV モデル」のバッテリー充電をまかなうほか、工場全体の使用電力にも充当する。同社EVのCO2フリー度が向上することになる。

 

 マツダは6月に発表した新たな技術・商品の開発方針で、2030年時点での同社の電動化比率を100%、EV比率は25%として設定している。EVの場合、走行時のCO2フリーだけでなく、製造時、部品等のCO2フリーも含めて問われており、今回の太陽光電力によるバッテリー充電はフルCO2フリーに向けた「一歩」といえる。

 

MX-30EVへのバッテリー搭載工程
MX-30EVへのバッテリー搭載工程

 

 本社工場で製造する「MX-30 EV モデル」は今年発表した同社初の量産EV。バッテリーの総電力量は35.5kWh。LCA評価によるCO2排出量を抑えることと、日常生活での一般ユーザーの実用的な使用環境に見合った走行距離を踏まえて設定したとしている。

 

 本社工場の宇品第一、第二工場では、ガソリン車、ディーゼル車も合わせて、年間合計56.9万台を生産している。

 

 同社は「今後もグリーン電力の積極的な導入と利用促進を行い、2050年のカーボンニュートラル化に向け着実に挑戦を進め、豊かで美しい地球と永続的に共存できる未来を目指していく」とコメントしている。

 

https://newsroom.mazda.com/ja/publicity/release/2021/202107/210713a.html