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三井不動産、東京・八重洲の「東京ミッドタウン八重洲」の事業費充当のため、800億円のグリーンボンド発行。再エネ電力供給や認定保育園、ロボットサービス等盛り込む(RIEF)

2022-07-12 14:58:41

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 三井不動産は14日に、同社としては3回目となるグリーンボンドを発行する。発行額はこれまでの同社の同ボンドでは最高で、国内の不動産会社としても最も多い800億円。資金使途は全額を東京・八重洲に建設中の「東京ミッドタウン八重洲」事業に充当する。同ビルでは、入居テナント企業に対して太陽光発電からの「グリーン電力サービス」を提供するほか、子育て支援の認定保育園も併設する。

 発行するグリーンボンドは、5年物が400億円、7年物100億円、10年物300億円の3種類。すでに発行条件は5年物が利率0.39%、7年物0.514%、10年物0.689%で決まっている。

 主幹事は大和証券、野村證券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、BofA証券、岡三証券、東海東京証券の7金融機関。グリーンボンド・ストラクチャリング・エージェントは野村とBofAが担当する。セカンドオピニオンはSustainalyticsが三井不動産のグリーンボンドフレ―ムワークに対して、ICMAのグリーンボンド原則(GBP)等への適合を付与した。

 同社ではこれまで、2019年9月に「日本橋室町三井タワー」、2022年1月に「50ハドソンヤード」をそれぞれ資金使途先としたグリーンボンドを発行している。

 今回の資金使途先となる「東京ミッドタウン八重洲」は、地上45階建、地下4階、高さ約240mのA-1街区と、地上7階、地下2階、高さ約41mのA-2街区で構成される。再エネ電力の供給のほか、デリバリー、清掃等の分野にロボットサービスを導入するなどの取り組みを行うとしている。8月に竣工の予定。

https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2022/0708_01/