京都市、同市初のグリーンボンド今月中に発行へ。50億円。資金使途は、京都の地形を利用した「雨庭」等の水害対策のグリーンインフラ事業等に充当(RIEF)
2022-12-14 23:44:57
京都市は、同市として初となるグリーンボンドを今月20日に発行する。発行額は50億円。「2050年ネットゼロ」達成に向けて、国内外から京都への投資促進のほか、市内企業・金融機関等によるESG投融資の活用等を進めることを目指すとしている。資金使途は気候変動による水害対策事業、自然環境の保全、グリーンインフラの整備、未来を担う人材育成の環境整備等に充当するとしている。
(写真は、京都市左京区北門前町の東山二条交差点に整備された雨庭)
発行するグリーンボンドは期間5年。利率は年0.259%。主幹事は、大和証券、野村證券、ゴールドマンサックス証券の3金融機関。グリーンボンドストラクチャリングエージェントは、大和が務める。セカンドオピニオンは日本格付研究所(JCR)がICMAのグリーンボンド原則(GBP)等への適合を付与した。
同市のグリーンボンドフレームワークによると、対象となるグリーンプロジェクトの事業区分として、再エネ、省エネ、汚染防止と管理、クリーンな運輸等9区分を設定している。「市有施設の新築・増設」に際しては、エネルギー使用量削減によるCO2 排出量削減や再エネ導入量の増加とともに、市内産木材(みやこ杣木)等の利用に伴う炭素貯蔵力の増強によるCO2排出量の削減も盛り込む。
またインフラの整備では、地上に降った雨水を下水道に直接放流することなく一時的に貯留し、ゆっくりと地中に浸透させる構造を持った植栽空間の「雨庭」の整備も進める。京都の町らしいグリーンインフラによる適応策といえる。
雨庭は、道路上に溢れる雨水を、一時的に町に整備した「庭」に溜めることで、突発的な地域の氾濫を抑制し、地下水を涵養することで健全な水循環に貢献できる。雨水流出抑制の効果に加え、修景・緑化、水質浄化、ヒートアイランド現象の緩和などの効果も期待される。京都市ではすでに2017年以来、四条堀川交差点や東山二条交差点等に、雨庭を整備・設置したのをはじめ、各区内で整備を進めている。
https://www.city.kyoto.lg.jp/gyozai/cmsfiles/contents/0000305/305545/greenbond-framework.pdf
https://www.city.kyoto.lg.jp/gyozai/cmsfiles/contents/0000292/292796/framework.pdf

































Research Institute for Environmental Finance