HOME |米ハーバード大寄付基金、環境に配慮した投資の責任者を採用 (Bloomberg)日本の大学も見習おう! |

米ハーバード大寄付基金、環境に配慮した投資の責任者を採用 (Bloomberg)日本の大学も見習おう!

2013-07-31 17:17:43

ハーバード大学
ハーバード大学
ハーバード大学


7月30日(ブルームバーグ):世界で最も多くの資産を保有する大学、米ハーバード大は、ジャミーラ・ペディシーニ氏を持続可能な投資担当のバイスプレジデントとして採用した。同大は、学生活動家が化石燃料生産会社の株式の持ち高を減らすよう要求したことを受けて、この役職を創設した。

ペディシーニ氏は、カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)でグローバルガバナンス担当の投資オフィサーを務めていた。ハーバード大の投資部門で、300億ドル(約2兆9000億円)を超える資産の運用を手掛けるハーバード・マネジメントで勤務する予定。

ハーバード・マネジメントのジェーン・メンディロ最高経営責任者(CEO)は発表資料で「長期的投資家として、ハーバード大の寄付基金のポートフォリオの長期的持続可能性に影響を及ぼす要因に非常に重点を置いている」と説明。「ジャミーラはこれらのリスクとチャンスに関して当社の理解を深める手助けをしてくれるだろう」と述べた。

ここ1年間、活動家グループ「350.org」を中心にアイビーリーグを含む数百カ所のキャンパスで学生らが、気候変動に影響を及ぼすと考えられる石油やガス、石炭の生産を手掛ける上場企業200社に投資した寄付金を引き揚げるよう要求している。アイビーリーグは米北東部名門私立大8校を指す。  

原題:Harvard Endowment Hires Environment Head Amid DivestmentDemands(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:Boston Michael McDonald mmcdonald10@bloomberg.net

 

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MQS0QO6K50ZY01.html