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東証インフラファンド市場 「いちごグリーンインフラ投資法人」が第二号として上場へ。21日に公募価格決定(RIEF)

2016-11-20 01:51:15

ichigoキャプチャ

 

 東京証券取引所が開設しているインフラファンド市場に、太陽光発電事業を全国で展開する「いちごグループ」が、グリーンインフラ投資法人を上場する。週明けの21日に公募価格が決定、12月1日に上場予定。インフラファンド市場としては2件目の上場となる。

 

 東証のインフラファンド市場は、太陽光などの再生可能エネルギー事業や、空港民営化事業などの投資市場として、昨年4月に開設された。税制面の整備が遅れ、今年6月、太陽光事業のタカラレーベン・インフラ投資法人が上場第一号となった。

 

 今回、いちごグループが上場するのは「いちごグリーンインフラ投資法人」。管理会社はグループの「いちご投資顧問」が担当する。銘柄は「I-いちごグリーン」の名称になる。

 

 対象資産は同グループが展開する太陽光発電事業13件。総額約100億円規模となる。このうち、発電規模が最も大きいのは沖縄名護市の「いちご名護二見ECO発電所」(出力容量6500kw、投資額34億2500万円)。13件中7件は北海道で、その他、栃木、愛知、愛媛、宮崎などの案件。

 

 多くが固定価格買い取り制度(FIT)で1kWh当たり40円の買い取り価格の対象となっている。オペレーターはすべてグループの「いちごECOエナジー」が行っている。設備は、稼働から1年以上2年未満のものが7割を占めている。

 

 売り出し主幹事は、みずほ証券で、このほかSMBC日興証券、野村証券、SBI証券はインターネットからの抽選参加が可能。

 

 いちごグループは「再生可能エネルギー発電に対する投資を通じて、長期安定的な投資機会を投資家に提供することで、サステナブルな社会形成に貢献することを基本理念としている。今後さらなる拡大が期待される『グリーンインフラ』という新たなアセットタイプへの投資機会を提供していく」と述べている。

http://www.ichigo.gr.jp/wp/wp-content/uploads/2016/10/IchigoGreen_20161024_Listing_Approval_JPN.pdf