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セブンイレブン、おにぎりの包装材を植物由来バイオプラスチックに切り替え。来月中に実施。廃プラ対策とCO2対策を両立。「環境に優しいおにぎり」をアピール(各紙)

2019-06-24 10:36:48

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 各紙の報道によると、コンビニエンスストアのセブン・イレブン・ジャパンは、販売するおにぎりの包装を、現行のプラスチック製のポリ製品から、植物由来の原料で作ったバイオプラスチック製に切り替える。7月中に、全国2万1000店の店舗で実施する。

 

 日本経済新聞が報道した。同社では、これまでもレジ袋に植物由来のバイオプラスチックを使っているが、今月中旬からプラスチック製のスプーンやフォークに代えて、植物由来の素材を使ったものを、大阪府の一部店舗で試験導入を実施中。コンビニ各社では、脱プラスチックで環境志向を競い合っている。https://www.sej.co.jp/company/news_release/news/2019/20190617150001.html

 

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 おにぎりは、全国のセブンで年間約22億7000万個販売する人気商品。ポリシート状のプラスチック製品で三角のおにぎりを包むように包装されている。新たに包装材として使われる植物由来素材の一部にはサトウキビ原料が使われるという。ただし、植物由来だからとっても、包装材は食べられない。

 

 セブンによると、今回のおにぎりの包装素材の切り替えで、年間のプラスチックの使用量を約260㌧、CO2排出量を約403㌧、それぞれ削減できるという。新包装材は現行のものよりもコストアップになるが、おにぎりの販売価格は従来通りに据え置く予定。「環境に優しいおにぎり」という消費者の選択嗜好による売り上げ増を狙う。

 

 食品メーカーやコンビニ業界では、脱プラの動きが広がっている。日清食品が今年12月から人気商品のカップヌードルのカップ容器を植物由来に切り替えに乗り出すほか、コンビニでもファミリーマートも同様の対応を展開している。

 

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20190624&ng=DGKKZO46472620T20C19A6MM8000

https://www.sej.co.jp/company/