明電舎のグリーンボンド発行。発行額60億円。電気自動車用モーター等の量産資金に充当。日本の民間企業として初めて英CBIの基準認証を取得(RIEF)
2019-07-23 21:59:22
明電舎は23日、電気自動車用モータ・インバータの量産設備資金を使途とするグリーンボンド60億円を発行した。同社は今年3月に、同ボンド発行を公表していたが、今回、条件等が整い、発行に踏み切った。同ボンドは民間企業発行のグリーンボンドとして初めて英非営利機関Climate Bonds Initiative(CBI)の認証を得た。
発行額は3月の時点では70億円としていたが、実際の発行額は10億円縮減した。期間5年、利率は0.26%。セカンドオピニオンは日本格付研究所が付与、第三者評価機関であるDNV GL ビジネス・アシュアランス・ジャパン(DNV GL)がCBIのCBS標準2.1版と低炭素陸上輸送にかかるCBS基準1.0版への適合性を検証した。https://rief-jp.org/ct4/88791
主幹事はSMBC日興証券。CBIのCBS基準は、国際的な市場基準とされるグリーンボンド原則(GBP)より厳格とされる。債券の信用格付は、日本格付研究所と格付投資情報センター(R&I)の両方から
明電舎は、2018年6月に「第一次明電環境ビジョン」として、2030年度までに事業活動に伴う温室効果ガス排出量の30%削減(2017年度比)を目指す宣言を打ち出し、環境負荷の低減を推進を目指している。また、SDGs(持続可能な開発目標)の達成への貢献もうたっている。
https://www.meidensha.co.jp/news/news_03/news_03_01/1231605_2469.html