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日清食品、植物由来プラスチック切り替え後の廃棄カップヌードル容器を原料とした「ごみ焼却発電電力」を、東京本社の使用電力に。CO2フリー電力(RIEF)

2019-11-02 13:26:16

CUP1キャプチャ

 

 日清食品ホールディングスは、今年12月から、主力商品カップヌードルの容器を植物由来プラスチックに切り替える方針だが、食べ終わった後の油汚れなどがついた容器を焼却原料とする「ごみ発電電力」を、同社の東京本社で使用することを公表した。

 

 同社は、サステナビリティ中長期戦略「EARTH FOOD CHALLENGE」を展開している。今回の廃棄カップヌードル容器を原料とするごみ焼却電力の自社使用は、その一環。

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 同社は、今年6月、カップヌードルの容器を植物由来プラスチックを使った「バイオマスECOカップ」への切り替えスケジュールを公表している。現在の容器(ECOカップ)も、紙資源を多く使っているが、新カップは、1カップ当たりの石化由来プラスチック使用量をほぼ半減、LCAで排出されるCO2量を約16%削減する環境配慮型容器となる。https://rief-jp.org/ct12/90573
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 今年12月から導入し、カップヌードル発売50周年となる2021年度中に全量を切り替える。他の製品の容器も順次、非石油資源の素材に切り替え、数年以内に使用率を97%にまで高める計画だ。
 ただ、食べた後の容器は、油汚れや食品残渣などが付着しており、リサイクルは困難。このため現在は、可燃ごみとして焼却処理されている。そこで、今回、このごみ焼却発電の電力を、自社で活用することとした。
 同電力はバイオマス化した容器を原料とするため、CO2フリーのバイオマス発電となる。東京本社に導入するごみ焼却発電電力は、電力アグリゲーターの「みんな電力」社を通して購入する。東京本社電力で使用する電力量の50%を賄う予定。
https://www.nissin.com/jp/news/8260