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米大手金融機関:金利で人種差別 140億円で和解(毎日)

2012-07-13 18:35:06

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 【ワシントン平地修】米司法省は12日、米金融機関大手ウェルズ・ファーゴが、住宅ローンの金利設定などで違法な人種差別を行っていたとして、同行が1億7500万ドル(約140億円)を支払うことで和解したと発表した。

 司法省によると、ウェルズ・ファーゴは04〜09年、3万4000人以上のアフリカ系とヒスパニック系の住宅ローンの借り手に対し、金利を割高に設定するなどの差別的扱いを行っていた。同省は、これらの差別行為が組織的に行われていたと認定。和解金は借り手に対する補償などに充てられる。同省は「ローンの設定は肌の色ではなく、信用力で行われるべきだ」としている。

 住宅ローンの人種差別問題を巡っては、昨年12月、米金融大手バンク・オブ・アメリカも3億3500万ドルを支払うことで司法省と和解している。

http://mainichi.jp/select/news/20120713k0000e030238000c.html