HOME11.CSR |英国がロンドン証券取引所上場企業に温暖化ガス排出量の開示を義務化するカーボン・アカウンティング導入、来年4月から(FGW) 東証も見習ったら? |

英国がロンドン証券取引所上場企業に温暖化ガス排出量の開示を義務化するカーボン・アカウンティング導入、来年4月から(FGW) 東証も見習ったら?

2012-06-23 05:48:28

英国政府は来年4月から、ロンドン証券取引所上場企業に対して、温暖化ガス排出量の報告開示を義務化する。段階的に開示を進め、2016年には非上場の大企業全体にも網を広げる。副首相のNick Cleggは「企業が自らの温暖化ガス排出量を隠して、ビジネスコスト計算だけをするのは、偽りの経済だ」と断言した。日本の鉄鋼などの素材産業と、それを擁護する経済産業省にもぜひ、聞かせてあげたいセリフだ。

 

 開示対象となるのはロンドン証券取引所に上場している約1300社。さらに2015年に開示状況をレビューした後に、上場、非上場を問わず大企業全体に広げる予定。Clegg副首相は、「温暖化ガス排出量を削減することは企業にとって必要であり、かつ地球の利益にもなる。企業自身にとってもエネルギー効率化が進み、光熱費削減とともに企業自体のレピュテーションの向上にもつながる。それ自体が企業にとって長期的なコスト削減につながるだろう」と述べた。

 

英国は今回の報告義務化によって、 2020年までに400万トンのCO2を削減できると推計している。これまでも自社の基準で排出量を開示している企業もあるが、今回の義務化によって統一基準が導入され、産業セクター内の企業の相互比較などもしやすくなる。 

 

 http://news.mongabay.com/2012/0621-uk-carbon-accounting-lse.html#ixzz1yYYGHmAO
 

http://news.mongabay.com/2012/0621-uk-carbon-accounting-lse.html