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三菱地所レジデンス 都市再生機構(UR)の住宅団地屋根賃借り 大規模太陽光発電へ(各紙) まず東京・町田で

2013-03-03 11:01:29

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mitsubishijishorejitdensuhead_logo各紙の報道によると、マンション大手の三菱地所レジデンスは、独立行政法人の都市再生機構(UR)が所有する住宅団地の屋根を賃借して、大規模な太陽光発電事業を展開する。第1弾は東京都町田市の住宅団地「ニュータウン小山田桜台」。3億円を投じて、集合住宅25棟分の屋根を借りる。発電した電力は固定価格買い取り制度(FIT)を利用、全量を電力会社に売却する。

 

 町田の住宅団地に続いて、国内最大の賃貸管理戸数を抱えるURの所有団地の屋根を借り、全体では出力1千キロワット超の大規模発電所に育てる方針だ。町田の小山田桜台では集合住宅25棟の屋根8200平方メートルに、出力880キロワットの太陽光パネルを設置する。屋根の賃料は年間350万円。この費用を20年間の売電収入で回収し、さらに収益を上げる。ただ、停電などの非常時が起きた場合は、発電した電力を団地内487戸の住民に供給することになっている。


 URは保有物件のうち、太陽光発電に適した日照条件を満たす賃貸管理物件が全国に1500棟、屋根に換算すると23万平方メートル分あるとみている。これらの「未利用資産」を活用するため、今後15年間かけて団地単位で発電事業者を公募し、順次、屋根を貸し出す計画だ。三菱地所レジデンスは原則すべての入札に参加する方針という。