HOME8.温暖化・気候変動 |二国間クレジット第一弾 モンゴルに高効率火力発電所輸出へ 見返りに排出権クレジットを供給(各紙) 年間CO2 30万トン削減 |

二国間クレジット第一弾 モンゴルに高効率火力発電所輸出へ 見返りに排出権クレジットを供給(各紙) 年間CO2 30万トン削減

2013-03-06 08:33:02

koukouritsukaryokuimagesCA9Y7WV9
koukouritsukaryokuimagesCA9Y7WV9各紙の報道によると、政府は、途上国への技術支援の見返りに温室効果ガス(GHG)の排出権クレジットの供給を受ける二国間クレジット制度の第一弾として、モンゴルでの高効率石炭火力発電所の建設工事に合意した。他のアジア新興国にも同様の「技術・クレジット」支援を展開する。モンゴル政府との間で2013年度中に日立製作所などがかかわる発電所の建設に着工する方針を確認した。

 


 経済産業省の赤羽一嘉副大臣とモンゴルのドルジプレブ・エネルギー省副大臣が5日、経産省内で具体的な建設計画を確認した。発電所はボイラーの燃焼効率を上げ、年間約30万トンの二酸化炭素(CO2)を削減できる。ウランバートル周辺に送電ロスを減らす省エネ型の送電網とあわせて整備する計画で、近く現地で本格調査に着手する。




 またモンゴルに続いて、今月中旬にはバングラデシュ政府とも同様の石炭火力発電所建設の輸出を正式に決める。今後も電力需要の拡大をにらみ、インドネシアに太陽光発電などの輸出を計画している。