HOME8.温暖化・気候変動 |米EPA、石炭火力発電所のCO2排出量を30年までに30%削減へー2日草案発表(WSJ) |

米EPA、石炭火力発電所のCO2排出量を30年までに30%削減へー2日草案発表(WSJ)

2014-06-02 12:14:13

モンタナ州コルストリップの石炭火力発電所
モンタナ州コルストリップの石炭火力発電所
モンタナ州コルストリップの石炭火力発電所


【ワシントン】米環境保護局(EPA)は2日、2030年までに既存の発電所からの二酸化炭素(CO2)排出量を05年比で30%削減する規則の草案を発表する。これについて説明を受けた2人が1日、明らかにしたもので、オバマ大統領の気候変動対策の主要部分が動き始める。



この規則は、今後1年で取りまとめられる見通し。各州は16年6月までに順守計画をEPAに提出しなければならないが、州ごとに柔軟性を与えられる。どのように排出を減らすかに裁量権を与えられる。排出を減らすには、キャップ・アンド・トレード方式に参加する、新規に同プログラムを創設する、再生可能エネルギーをもっと利用する、高いエネルギー効率の技術を拡大する、などざまざまなやり方がある。

各州の削減率は異なるが、全米での平均削減率は20年までに25%、30年までに30%となる。

草案は全米の化石燃料火力発電所に適用され、これには大幅な削減を求められる約600の石炭火力発電所が含まれる。

EPAの報道官トム・レイノルズ氏は「EPAは2日にCO2排出削減規則の提案を公表する」とし、「EPAはそれまでは、提案に含まれるかもしれないし、含まれないかもしれない情報についてはコメントしない」と述べた。

 

http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303335604579598810802321756?mod=WSJJP_hp_LEFTWhatsNewsCollection