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旭硝子 欧州での太陽光電池用カバーガラス工場閉鎖 47億円の撤退費用計上(FGW)

2014-06-27 15:33:33

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asahigrassjirei_battery_image_02旭硝子は27日、ベルギーにある連結子会社のAGCガラス・ヨーロッパのルー工場で生産していた太陽電池用カバーガラスの生産停止と、同工場の閉鎖を決めたと発表した。

 

欧州の太陽電池用カバーガラス市場は、供給過剰によって価格低下が続いている。同社では、事業採算の悪化の回復の見通しが立たないことから、このまま工場を操業し続けると営業損失の発生は避けられないと判断した。

 

カバーガラスは、太陽光パネルのシリコンに、埃や砂、小石等が当たることを防ぐために設置する。カバーの設置で発電効率が落ちないように、高い透過性と低反射性能が求められる。同社は「Solite」などの商品名のカバーガラスを市場に供給してきた。

 

同工場の従業員190人のうち、半数については解雇し、残りは別の工場へ配置転換する方針。工場閉鎖、従業員解雇等に伴って、2014 年4-6月期決算で、約47億円を事業構造改善費用として支出を計上する。子会社のAGCガラス・ヨーロッパは、旭硝子の100%出資子会社。

https://www.agc.com/news/2014/0627.pdf

 

 

https://www.agc.com/news/2014/0627.pdf