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大阪府議会に参考人として呼ばれ、エネルギー戦略会議への圧力にあきれた  「謝礼は全部返上させるべき」という嫌がらせ(古賀ブログ)

2012-10-19 23:14:53

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10月16日午後1時から、大阪府議会の総務常任委員会に参考人として呼ばれた。その名目は、エネルギー戦略会議の設置のための条例に関連して、同会議の委員である私から、この会議の活動状況や報酬に関する情報や意見を得ようというものであった。名目はそうなのだが、実際のところは、同委員会では、従来から、維新の会以外の主要会派から、エネルギー戦略会議の活動について否定的な意見が出されていて、収集がつかなくなったので、本人に来てもらって、白黒はっきりさせようじゃないかということだったようだ。

 

維新の会が私の招致を求めて、自民党などが反対したそうだ。普通に考えれば、自民党などの原発推進派が私を呼んでつるし上げたいと考えたのだろうと思うが、実際には、私を呼ぼうというのは維新側の奇襲攻撃で、私を呼んだら、自民などの野党は、逆に返り討ちに遭うのではないかと恐れて、招致に反対したのではないかと私は見ている。

 

それはともかく、呼ばれるとわかって、私は初めて、総務常任委員会の議事メモと言うのを事務方に見せてもらった。まあ、いろいろと批判めいたことが言われているのだろうなとは想像していたが、実際に見てみて、私は開いた口がふさがらなくなった。こんな誹謗中傷がわれわれの知らないところで、しかも、府議会という公の場所で行われていたのかと驚いてしまったのである。

 

その一部を、当日の質問者である自民党の花谷委員の10月12日の委員会での発言から拾ってみよう。

 

まず、いかに我々に対して敵意を持っているのかがわかる言葉を見つけた。特別顧問の活動予定を事前に公表するという議論の中で、「特別顧問の『勝手な振る舞い』を阻止する仕組みを作るべきだ」などと述べている。勝手な振る舞いとは何ですかと聞いたが、答えはなかった。

 

次に、今年2月から、すでに20回も開催されたエネルギー戦略会議が「違法と言われる恐れがある」というあいまいな理由で突如活動停止にさせられたことに伴い、委員が手弁当で大阪に集まってやむを得ず開いた自主会合に関する議論では、自主会合と正式会合を「委員の都合だけで使い分けている」などとまったく事実無根の主張を展開。挙句の果てに、「一回ボランティアやったら、それまでの会議もボランティアでやってもらう必要がある。謝礼は全部返上させるべき」などと嫌がらせの発言をしている。

 

 

●原発に否定的=偏向しているという発想

 

 

しかし、私が最もひどいと思ったのは、「原発に否定的であったり、考え方に偏りがある」という発言だ。いかにも原発推進の関電や関経連と関係の深い自民党だなという感じだが、問題なのは、「原発に否定的であること」=「考え方に偏りがある」と考えてしまう頭の構造だ。

 

いまや国民の大半が脱原発を支持していることは政府の調査でも明らかになった。ということは、国民の大半が、考え方に偏りがあるということになってしまう。この言葉を聞いたら、福島の原発事故被災者の皆さんはどう思うだろうか。原発事故の責任は自民党にある。その議員は本来、福島の被災者に謝罪するのが筋だろう。それなのに、あの事故を見て、もう原発はやめてほしいと思う被災者や国民の考え方を、偏っていると考えて議会で議論しているのかと思い、暗澹たる気持ちになった。

 

以上の点を含めて意見陳述を行い、花谷議員には謝罪要求を行ったが、被災者への謝罪はなし。われわれ委員には、「不快な思いをさせたとしたら、謝る」というような条件付の煮え切らない言葉しか聞かれなかった。不快に思ったかどうかにかかわらず、本人たちがいないところで、しかも府議会という公の場で、個人を誹謗中傷したことについてはちゃんと謝るべきだ。

 

そして、こんなつまらない議論をしているくらいなら、さっさとエネルギー戦略会議の設置条例を可決して、われわれの活動を早く始められるようにするべきだ。そして、本来あるべき、実質的な中身の議論を議会にはしてほしいものだ。そうでなければ、議員の給与を返上しろと府民に言われるのではないだろうか。

 

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