HOME |電気料金の値上げは、電力会社の努力不足(河野ブログ) 国際価格の2倍以上のLNG輸入価格に”安住” |

電気料金の値上げは、電力会社の努力不足(河野ブログ) 国際価格の2倍以上のLNG輸入価格に”安住”

2012-10-31 16:42:50

kounotarouimages


(河野太郎ブログ)ようやく大手メディアが、あの東電の電力料金値上げはおかしいと取材を始めるようになった。一歩前進だ。さて、東電以外にも、原発が停止したので燃料代が余計かかると電力会社は値上げ申請をするようだが、そもそも電力会社はどのくらい努力をしているのだろうか。

専門家の作成したデータから、電力会社毎のLNGの平均調達価格をみてみる。(円/トン)
         2008    2009    2010    2011    2012第二四半期
平均単価 66,016  43,029  50,299  64,943  71,464
東北電力 80,311  46,941  56,562  67,251
東京電力 66,010  44,486  54,345  66,840  73,012
中部電力 63,992  43,201  48,499  62,811
関西電力 57,138  38,771  42,740  56,700
中国電力 49,260  27,805  33,748  45,006
四国電力 –           320,427  74,875  82,948
九州電力 62,191  41,931  50,017  71,101
北海道電 –       –       –       –
北陸電力 –       –       –       –

参考米国 33,156  13,253  13,921  11,514   7,241
参考独国 48,682  29,856  25,937  30,361  34,585

*平均単価は、財務省の貿易統計から算出した、日本全体のLNG輸入価格の平均。
**米国価格はヘンリーハブ価格、独国価格はドイツ輸入価格。
***2009年四国電力は新たなLNG火力立ち上げのためか。

2011年はLNGを使用している電力七社のうち、四社が平均輸入価格を上回る単価で購入し、2010年も三社が上回っている。

東北電力、東京電力と比べ、中国電力は調達能力が高いと言える。

そもそも日本のLNG価格が、シェールガス革命といわれるアメリカの価格よりもはるかに高く、ヨーロッパと比べても二倍以上の価格になっていることを考えると、電力会社の調達は、あまりに芸がなさ過ぎる。

結局、消費者に全てコストを転嫁できるから安く燃料を調達しようというインセンティブが電力会社には働いていない。

この状況で燃料費が上がったら消費者の負担というのはいかがなものか。

関西電力以下の電気代値上げの前に準備することはたくさんある。

 

http://www.taro.org/2012/10/post-1281.php