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独、自宅育児に手当 託児所不足の緩和狙い(東京新聞) 同じく保育所不足の日本では、どう考えればいいか?

2012-11-12 03:31:08

保育所の利点もあれば、自宅保育の利点もある(写真はイメージ。本文と直接関係はありません)
 【ベルリン=宮本隆彦】ドイツで、託児所を利用せず家庭だけで育児をする場合に政府から支給される「世話手当」の来夏導入が決まった。連邦議会が九日、関連法案を可決した。託児所不足で生じる不公平をなくす狙いだが、「女性の社会参加促進に逆行する」と批判を浴びている。


 

保育所の利点もあれば、自宅保育の利点もある(写真はイメージ。本文と直接関係はありません)


生後一歳二カ月~三歳の子どもを持ち、託児所を利用していないことが条件で、二〇一三年八月から月百ユーロ(約一万円)、一四年一月から増額して月百五十ユーロが支給される。




 政府はこれまで三歳以上に保障してきた託児所の利用を、一三年から一歳以上に拡大する。これに伴い託児所の定員が十六万~二十六万人分不足する。




 強い反対論がありながら導入が決まったのは、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟の姉妹党で南部バイエルン州を地盤とするキリスト教社会同盟が強硬に後押ししたため。「子どもが幼いうち、母親は家庭にいるべきだ」と考える保守派が多く「自宅での育児を選ぶ自由もあるべきだ」との理屈を通した。




 与党の民主同盟や自由民主党は連立政権を構成する社会同盟の主張に配慮し、大半が賛成に回った。




 一四年度に必要な手当額は政府試算で十二億ユーロ(約千二百億円)。二十億ユーロとの民間試算もあり、この額は二十万人分の託児所整備費に匹敵する。不足の大半をまかなえ、野党の社会民主党のガブリエル党首は「おかしな使い方だ。なぜ託児所整備に回さないのか」と批判している。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012111102000111.html