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Aミタル、仏製鉄所のCO2削減の環境事業活用計画取り止め(Reuters) 経営戦略に 環境ビジネスを取り込めない企業はサステナブルでない

2012-12-07 14:30:43

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[パリ 6日 ロイター] 鉄鋼世界最大手アルセロールミタル(Aミタル)(ISPA.AS: 株価, 企業情報, レポート)は、仏北部フロランジュ製鉄所を欧州連合(EU)の環境プロジェクトに活用する計画を取り止めた。欧州委員会が6日、アルセロールミタルが申請書を取り下げたことを明らかにした。

フロランジュ製鉄所をめぐっては、アルセロールミタルが閉鎖の意向を明らかにしたことで、雇用を確保したい仏政府が介入。アルセロールミタルが1億8000万ユーロを投じて製鉄所の設備を整備し、二酸化炭素の排出抑制を目指すEUの環境プロジェクトに活用する方向で仏政府と先週合意していた。合意には、アルセロールミタルが630人程度の雇用を確保することも盛り込まれている。

アルセロールミタル、エロー仏首相はともに、環境事業の活用案を完全に断念した、もしくは仏政府との合意が反故になったわけではないとしている。

アルセロールミタルは、技術上の問題により、現段階でプロジェクトへの参加を進めることは不可能と説明。「これは仏政府との合意に全く沿っている」とした。

決定を受けて、労組や地元議員は猛反発している。

エロー首相は声明で、欧州委はこれまで、今後の入札を通じてプロジェクトが実施される可能性を示唆していると指摘した。

ただプロジェクト開始日は早くても数年後に後ずれする見通しで、アルセロールミタルが資金を投じてフロランジュ製鉄所の設備を維持するかは不透明な情勢。

フランス産業界ではこのことろ人員削減が相次いでおり、第3・四半期の失業率が13年ぶりの水準に悪化するなど厳しい状況に置かれている。

http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPTJE8B501S20121206