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維新の党内バトルは泥沼の離婚劇に ~たちあがれ日本は「しがみつけ日本」になる (古賀ブログ)

2012-12-21 20:57:23

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橋下氏は、当然今回の失敗に気づいていると私は確信している。開票中の記者会見での不機嫌さは如実にそれを表していた。一方のたちあがれグループは満面に笑みを浮かべていた。それも当然。たちあがれは2議席から14議席に7倍増、純粋維新は11議席からわずか40議席へと増えただけだ。54議席なら、たちあがれと組まなくても楽に取れただろう。いや、組まなければ、70くらいはいったのではないか。

たちあがれは、おそらく1議席も増えなかっただろう。維新とみんなが手を組んで対抗馬を立てられたら、下手をすれば、議席ゼロだってあり得た。しかも、選挙中からたちあがれのメンバーには、あからさまに、将来自民党に戻ると言っていた人もいるからあきれてものも言えない。

 

では、橋下氏はどうするのか。おそらく、政策の純化を狙って、選挙公約本文に書けなかった難しい課題をどんどんたちあがれにぶつけていくのではないか。もちろんたちあがれは反対する。しかし、橋下氏はそこに対しては布石を打ってあって、政策は論議を尽くしたら最後は多数決で決めるということにしてあるのだ。そして、決めたらそれに従うという決まりだ。もし、たちあがれの議員が造反したら、その議員を追い出すだろう。

 

そうやって、徐々に不純分子を取り除くバトルが始まるのだろう。しかし、話はそう簡単ではない。実際にたちあがれの幹部が言っているのだが、多数決で決まったら、とりあえず、参議院選までは面従腹背で行く、というのが、彼ら

の作戦だ。衆議院での大成功で味をしめたたちあがれは、決して造反したりしない。維新の会がキャスティング・ボートを握れなかったことで、維新の政策が実現する可能性は限りなくゼロに近づいたので、嫌な政策を決められても実現しないのだから実害はない、と割り切るのである。こうして、彼らは、どこまでも橋下氏について行く。

 

つまり、離婚したくても出来ない状態になっているのだ。つい最近までお茶の間をにぎわしたある俳優の泥沼離婚訴訟のようなものだ。こうなると、維新の中では政策の違いがある人たちが集まってわいわいやっているイメージがいつまでも続く。その結果、ますます支持率が落ちるということになりかねない。

 

橋下氏が、たちあがれの議員たちをどうやって振り切るのか。初心に立ち戻って、頑張って欲しい。これからの党運営が注目される。