温暖化進行で、今世紀末には、東京は現在の2000㌔南西の中国温州地域と同じ気候に 高温多湿一層進展(毎日)
2013-10-31 18:06:42

地球温暖化が進んで気温と降水量が変化すると、21世紀末の東京は、約2000キロ南西にあたる今の中国・揚子江南部の沿岸都市に近い高温多湿の土地になるとの分析結果を、筑波大の日比野研志研究員らのグループがまとめた。ローマは北アフリカ並みになるという。感染症の拡大や農作物被害など、大きな影響が懸念されると指摘している。
今世紀末の大気中の温室効果ガス濃度が20世紀末に比べ倍増し、世界の平均気温が2.8度前後上昇するシナリオを想定。世界195カ国・地域の首都を対象に、2075〜99年に月平均気温と降水量がどのように変化するかを、海洋研究開発機構のスーパーコンピューター「地球シミュレータ」で分析、現在のどの土地に似た気候になるかを調べた。
その結果、東京の平均気温は3度程度上昇し、上海と台北の中間に位置する中国浙江省温州市に気温や降雨量が最も近い気候になるという。同市は東シナ海沿岸にあり、多雨で台風の被害も多い。また、ローマは地中海を越えてチュニジア、アルジェリアの国境周辺に最も似た気候になるほか、ワシントンは米テキサス州北部、モスクワは欧州有数の穀倉地帯とされるキエフに近い暖かさになるという。
一方、現在でも暑い赤道付近のアフリカ・南米・東南アジア諸国の首都の場合、温暖化がさらに進んだ今世紀末に、よく似た気候の土地は現在の地球上に存在しないことも確認できたという。
研究を統括している高藪出(たかやぶ・いづる)・気象庁気象研究所室長は「感染症や農作物、生態系などへの大きな影響が考えられる。この成果を入り口に温暖化の被害軽減策の研究を深めたい」と話している。【阿部周一】
◇今世紀末の首都の気候変化◇
東京 →中国浙江省温州
ソウル →中国山東半島
ワシントン →米テキサス州北部
ローマ →チュニジア・アルジェリア国境
パリ →マドリード
マドリード →モロッコ・アルジェリア国境
コペンハーゲン→ローマ南方
ベルリン →トルコ北部・黒海沿岸
http://mainichi.jp/feature/news/20131031k0000e040248000c.html

































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