HOME |福島空港のメガソーラー「福島発電」会社 発電量1.2メガワット 脱原発へ県民の期待担って起工式(福島民報)  |

福島空港のメガソーラー「福島発電」会社 発電量1.2メガワット 脱原発へ県民の期待担って起工式(福島民報) 

2013-12-03 18:32:57

力強く拳を突き上げる佐藤知事(前列中央)や東社長(同右から2人目)ら
力強く拳を突き上げる佐藤知事(前列中央)や東社長(同右から2人目)ら
力強く拳を突き上げる佐藤知事(前列中央)や東社長(同右から2人目)ら


全国で初めて県や市町村、民間企業が合同出資して設立した発電会社「福島発電」が福島空港に建設するメガソーラーの起工式は2日、玉川村の福島空港ビルで行われた。「再生可能エネルギー先駆けの地」の実現を目指す本県の太陽光発電をPRするシンボルとして、関係者は完成に期待を寄せた。
 式には関係者約80人が出席した。佐藤雄平知事が「産学官一体で取り組み、世界に発信するモデル地区の一つにしたい」とあいさつし、橋本克也須賀川市長が祝辞を述べた。茂野誠東芝東北支社長から県再生可能エネルギー推進センター長で福島発電社長の東之弘いわき明星大教授にメガソーラーの一部に設置される太陽光パネルが贈られ、東社長が事業概要を説明した。福島空港北仮設駐車場で安全祈願祭を行った。

 
 メガソーラーは、郡山市に整備される産業技術総合研究所(産総研)と連携し、空港敷地内に設置する30種類の太陽光パネルの発電効率を評価し、県内の事業化支援につなげる。また、空港ターミナルビルに再生可能エネルギーの学習施設を設ける。

 
 メガソーラーの発電設備容量は約1・2メガワットで、発電した電力は東北電力に売電する。来年3月中の運用開始を目指す。総事業費は約4億5千万円で、会社の資本金の他、「県民参加型ファンド」による出資金や補助金などで賄う。

 
 県民参加型ファンドの出資者は来年1月から募集を始める方針。詳細は9日、県庁で記者会見を開き、発表する予定。