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茨城県かすみがうら市 高齢管理職対象の被災地派遣要請、5人の部長が拒否・退職へ(各紙)

2013-12-24 15:29:53

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kasumigauratitle茨城県かすみがうら市が、東日本大震災の被災地3県への職員派遣を打ち出したが、定年間近な管理職を中心とした募集だったことから、打診を受けた13人のうち一人を除く全員が固辞。うち5人は退職の意向を示していることがわかった。周辺からは「被災地派遣を勧奨退職の道具に使ったのでは」との指摘も出ている。

 同市総務課によると、自己都合退職の意向を示している5人は、現在それぞれ部長職にあり、年齢は57~58歳。市では宮嶋光昭市長が今春から、人件費削減や幹部職員の若返りのため、「58歳以上は管理職としない」方針を打ち出している。今回の被災地支援は、今夏、東北3県から要請があった。

 被災地の要請に対して宮嶋市長は、「4~5人の派遣」を目指して、11月に全職員約400人に希望を聞いたが、希望者は一人だけだった。このため来年度に「58歳以上」になるため、管理職から外れる予定の部長職職員ら13人に絞って再募集したという。

 その結果、一人の課長を除く12人は全員、家庭の事情等を理由として派遣を固辞、そのうち、5人は「役所の都合による勧奨退職」の扱いを前提に、自主退職の意向を示している。退職職員らは、希望すれば嘱託職員として再雇用されるという。

 震災直後、マスコミに喧伝された「絆(きずな)」の言葉のほころびを感じさせると同時に、同市当局は、そうした環境で「被災地支援」を打ち出すことで、人件費抑制の手段に活用したのでは、との疑念も生じている。

 

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