東芝 英原発会社の株50%取得 スペイン社と合意 140億円で 英セラフィールドでの原発新設受注目指す(各紙)
2013-12-24 16:42:54

東芝はスペイン大手電力会社イベルドロラから、英原子力発電事業会社ニュージェネレーション(Nugen)の株式50%を取得することで合意した。取得価格は8500万ポンド(約140億円)。英国の原発市場では、すでに日立がホライゾン・ニュークリア・パワーを買収しており、日本の原発企業の東芝・日立が出そろう形となる。Nugen株の東芝への売却はイベルドロラが23日に発表した。Nugenはイベルドロラと仏エネルギー大手GDFスエズが折半出資したジョイントベンチャー。英中部セラフィールドで合計出力360万キロワットの原発建設を予定しており、英政府の承認待ち。
英政府は今後10年以内に、国内の旧式原発の廃炉・建て替えを促進したい考えだが、一方で、日本の東電福島原発事故後の原子力政策による事故対策規制の変更や、新設原発に対する政府補助を巡る議論等から、廃炉・建て替え政策の遅れが予想されている。このため、すでに英国電力市場で電力会社スコティッシュ・パワーなどを抱えるイベルドロラは、資産圧縮を図るため、Nugenの売却を決めた。
一方の東芝は、ライバルの日立が英国原発市場に橋頭保を築いていることもあり、英国での原発受注強化を目指しており、両者の間で利害が一致した。東芝はGDFスエズからもニュージェン株の一部を取得する方向で、子会社の原発設備大手、米ウエスチングハウス(WH)の設備を、新設するNuGenの原発に納入して事業を拡大したい考えだ。原発設備を納入した後に経営権を売却することを想定している。
脱原発への流れが強まる欧州大陸とは異なり、英国政府は積極的に原発事業を推進している。一方で、原発反対の運動も高まっており、今後、英国内の反原発のNGOなどが、東芝に対して直接、抗議活動を展開する可能性もある。

































Research Institute for Environmental Finance