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日本学生支援機構(JASSO)9月にソーシャルボンド発行。学生への奨学金資金に充当へ。VigioEirisがセカンド・オピニオン付与(RIEF)

2018-07-12 13:41:25

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 独立行政法人の日本学生支援機構(JASSO)は、今年9月に、ソーシャルボンドを発行する。JASSOは学生への奨学金付与のほか、留学生支援、学生の生活支援等の事業を展開している。資金調達は主に日本学生支援債(財投機関債)の発行で行っており、今回のグリーンボンドもその一環。日本でのソーシャルボンド発行は国際協力機関(JICA)に次ぐ。

 

 JASSOはソーシャルボンド(第52回日本学生支援債券)発行に際して、国際資本市場協会(ICMA)が定義するソーシャルボンド原則(SBP)への適合評価のセカンド・オピニオンを、ESG評価機関のヴィジオアイリス(Vigeo Eiris)から取得した。http://rief-jp.org/ct1/63794

 

 ソーシャルボンドでの調達資金は、JASSOの「第二種 奨学金の在学中資金」に使う。同奨学金貸与事業は、国連の持続可能な 開発目標(SDGs)の17の目標のうち、目標4.「すべての人に包 摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する。」の達成に貢献することになる。

 

 

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 Vigeo Eirisは、こうした資金使途について、「対象となる適格プロジェクトは明確に対象を定めており、その社会的目標は適切に規 定されている。期待される社会的便益は発行体によって定量的に評価されている。 プロジェクトの評価と選定のプロセスは明確に規定されている」などと、評価した。

 

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 また、JASSOの発行体としてのESGパフォーマンスについても「全体として良好な水準」にあり、ESGの3領域とも良好な水準にあり、ESGに関連する係争はない」との評価を示している。

 

https://www.jasso.go.jp/index.html