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三井住友銀行、新型コロナウイルス対策で医療機関向けの「医療支援ファンド」1000億円立ち上げ。企業のサプライチェーン支援等のファンドは1兆円に上積み(RIEF)

2020-05-22 17:11:27

SMBC2キャプチャ

 

 三井住友銀行は、新型コロナウイルス感染拡大による経済活動への影響に対応するため、1000億円の「医療支援ファンド」を立ち上げた。また、3月に設立した、経済活動に影響を被る企業のサプライチェーンマネジメントを支援するファンドも、当初の3000億円から1兆円に拡大し、ウイルス感染対策の最前線にいる病院や医療関連用品メーカーの支援と、企業支援を並行して力を入れていく。

 

 新たに設立した「医療支援ファンド」の対象は、病院と医療関連用品メーカーに絞った。病院には在宅・訪問医療のほか、直接診察に当たる開業医等も含む。マスクや人工呼吸器等の医療品不足が指摘されてきたことから、これらの製造メーカーのほか、消毒用アルコールの製造販売業者なども対象とする。

 

SMBC1キャプチャ

 

 ファンドの貸出額は1000万~10億円、期間は1年~5年以内。適用金利は同行の所定金利より引き下げる。実際の金利は個別審査で決定する。ファンドの取り扱いはウイルス感染の拡大動向をみながら、当面は9月末までとしている。

 

 また3月には、ウイルスの影響で経済活動の停止・低迷に直面している企業向けに、サプライ委チェーンマネジメントファンド(大企業向け、総額2000億円)、新型コロナウイルス対策特別ファンド(中堅・中小企業向け、1000億円)をそれぞれ設定したが、今回、これらについても、支援額をそれぞれ6000億円、4000億円に上積みし、合計1兆円規模とする。

https://www.smbc.co.jp/news/j602074_01.html