HOME |国際協力銀行と三井住友銀行。三井物産主導のUAEでのアンモニア製造事業に総額2700万㌦(約43億円)協調融資締結。初の石炭火力発電混焼用アンモニア事業へのファイナンス(RIEF) |

国際協力銀行と三井住友銀行。三井物産主導のUAEでのアンモニア製造事業に総額2700万㌦(約43億円)協調融資締結。初の石炭火力発電混焼用アンモニア事業へのファイナンス(RIEF)

2024-06-25 16:38:43

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 (写真は、アンモニア製造プラントが建設されるUAEの工業団地)

  国際協力銀行(JBIC)と三井住友銀行(SMBC)は25日、三井物産がアラブ首長国連邦(UAE)で、アブダビ国営石油(ADNOC)とともに推進するアンモニア製造プラント事業向けに、総額2700万㌦(43億2000万円)を上限とする協調融資契約を結んだと発表した。UAE国内にプラントを建設し、従来よりもCO2排出量の少ないアンモニアを2027年から年間100万㌧製造、日本等に輸出する計画という。石炭火力発電に混焼するアンモニア製造の専用プラントの建設は初めてになる。

 関連各社によると、建設するアンモニアプラントは、UAE国内のルワイス工業団地のタジーズ工業化学品ゾーンに建設する。同事業への参画企業は、ADNOCとUAEの政府系投資会社ADQの合弁会社であるタジーズ(TA’ZIZ)、ADNOC子会社でアンモニア製造を手掛けるファーティグローブ(Fertiglobe)、三井物産、韓国のGSエナジーの4社。

三井物産が連携するADNOC
三井物産が連携するADNOC

 

 当面は、石油化学プラントから出る副生水素を有効利用して低炭素アンモニアを製造するが、将来的には、排出されるCO2を吸収貯留するCCS設備を組み合わせ、2030年までに「ブルーアンモニア」を製造するとしている。

 三井物産はUAE法人であるAmmonia Project Company RSC LTD(APC)を通じて事業を主導する。「(三井物産は)約50年にわたるアンモニアの取り扱い実績があり、特に日本への輸入の大半を担い続け、長年にわたりトップシェアを誇る。既存事業で培った産業横断的な知見やパートナーシップを融合し、各国・地域における脱炭素化ニーズに応えながら、クリーンアンモニアサプライチェーンの構築を推進する」としている。

 同事業への日本からの協調融資額のうち、JBICが約1200万㌦(約19億円)、SMBCが約1500万㌦(約24億円)を融資する。JBICは「本融資は、三井物産の海外事業の支援を通じて、脱炭素社会の実現を見据えた水素等サプライチェーンの構築及び日本にとって重要なエネルギー資源であるアンモニアの長期安定確保に貢献する」と説明している。

https://www.mitsui.com/jp/ja/release/2024/1249365_14376.html

https://www.jbic.go.jp/ja/information/press/press-2024/press_00035.html