三菱UFJフィナンシャル・グループ( MUFG)。東京・丸の内の本館建て替え資金調達でグリーンボンド、発行額は160億円。期間11年。本館ビルはLEED認証等のグリーンビルディングに(RIEF)
2025-04-04 21:24:12

(写真は、MUFGの新本館の完成予想図)
三菱UFJフィナンシャル・グループ( MUFG)は4日、同社本館の建て替え資金を資金使途とするグリーンボンドの発行条件を決めた。新本館は、グリーンビルディングのLEED認証をはじめとする建築物のグリーン認証の取得を目指しており、SDGsやカーボンニュートラルに対応する建築計画としている。2029年に完成の予定。 発行額は165億円、期間11年、金利は10年間は1.881%、以後は市場金利とする。
ボンドの資金使途のグリーン性については、日本格付研究所(JCR)が国際資本市場協会(ICMA)のグリーンボンド原則(GBP)等への適合を確認するセカンドオピニオンを付与している。MUFGがグリーンボンドで調達した資金を、傘下の三菱UFJ銀行に貸し付けて建設資金等に充当する。
ボンドの主幹事は、傘下の三菱UFJモルガン・スタンレー証券が単独で引き受け、ストラクチャリング・エージェントも兼務する。
本館ビルは、地下4 階、地上28 階、塔屋2 階。設計は三菱グループの三菱地所設計 。最先端のスマートビル技術を導入し、屋上テラス・ラウンジなども組み込み、効率的で快適なオフィスの実現を目指すとしている。また「災害への対応」として、地震などの災害時にビル内で周辺の帰宅困難者の受入れを行うことなどを想定した設備を備えるとしている。
https://www.mufg.jp/dam/pressrelease/2025/pdf/news-20250404-002_ja.pdf
https://www.mufg.jp/dam/pressrelease/2024/pdf/news-20240315-001_ja.pdf