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新電力のシン・エナジー(神戸)、新型コロナウイルス感染対策で広がった平日昼間の在宅勤務の家庭電力需要を取り込むため、同時間帯の料金値下げメニューを新設(RIEF)

2020-05-27 08:16:29

Synenergy01キャプチャ

 

 新電力会社のシン・エナジー(神戸)は、新型コロナウイルス感染対策で、民間企業が採用した在宅勤務の広がりが今後も続くと想定、平日の昼間に在宅勤務で使用した電気料金を安くする電力プランを設定、北海道を除く全国ベースでの新規顧客の獲得を目指す。6月から始める。平日昼間の料金値下げを恒常的メニューとして販売するのは初めて。コロナ対応での社会的変化に電力供給も対応する一例だ。

 

 新たに提供する平日昼間メニューは「【昼】生活フィットプラン」の名称。地域の大手電力会社に比べると、月600kW時を使用するモデルケースで、年間2万5000~4万5000円ほど電気料金を安く提供できるとしている。同社は神戸が本社だが、提供先は北海道を除く全国の個人契約を対象とする。27日から受け付けを開始する。対象となるのは、平日の午前9時~午後6時の料金単価だ。

 

 新プラン設定に合わせたキャンペーンとして、新規契約者全員に対して、6月30日までの期間限定で、5000円分のギフトプレゼントも行い、契約拡大を目指すとしている。

 

 同社は太陽光などの再エネ発電事業にも自ら取り組んでいる。太陽光発電の場合、日照のある昼間に発電が増えるが、これまでは在宅需要が少なかったので、系統での需給バランス問題が生じるケースがあった。今後、在宅勤務の定着で、住宅での昼間の電力使用が増えると、出力制御問題もある程度、緩和される可能性もあると、みている。

 

https://www.symenergy.co.jp/information/hiruseikatsu