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再エネ大手のリニューアブル・ジャパン。自ら設立のインフラファンド「日本再生可能インフラ投資法人」のTOB成立。カナディアン・ソーラーの合併提案を退ける。(RIEF)

2022-06-25 18:34:08

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  太陽光発電等の再エネ事業を展開するリニューアブル・ジャパン(RJ)は24日、自社グループのインフラファンド「日本再生可能エネルギーインフラ投資法人(RJIF)」に対するTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。RIJIFに対しては、同じインフラファンドのカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(CSI)が対抗する形で合併提案を行っていたが、RJIFの投資家はRJによるTOBを支持した形で決着した。


 RJは5月13日から実施した公開買付において、買付予定数20万0598 口のうち、買付予定数の下限を13万3732口と設定していたが、実際の応募株券等の総数は下限を上回る14万6962 口となったことから、応募株券等の全部の買付けを行うと発表した。買い付け額は投資口1口につき、11万5000 円。https://rief-jp.org/ct4/125007?ctid=72

 

 カナディアン・ソーラーは、「RJIFとCSIが合併する提案は、(RJによる)公開買付けと比較して、RJIF の価値、 RJI F投資主の共同の利益の最大化に資する」と指摘し、インフラファンド同士の合併提案を行っていた。https://rief-jp.org/ct10/125877

 

 TOBの成立を受け、RJIFは22年秋にも東証のインフラファンド市場での上場廃止になる見通しだ。RJは発電所を開発して売却する事業モデルから、発電所を保有して継続的な売電収入を得るモデルへと転換をめざす。RJIFの上場廃止で、東証のインフラファンドの上場数は現行の7ファンドから6ファンドに減る。

 

https://ssl4.eir-parts.net/doc/9522/tdnet/2147370/00.pdf