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もんじゅデータ送信停止 約4時間、電源切れで(各紙)この種の初歩的ミスが多過ぎる。福島事故前の東電もそうだった

2013-06-03 15:23:52

高速増殖炉原型炉もんじゅ=福井県敦賀市
高速増殖炉原型炉もんじゅ=福井県敦賀市
高速増殖炉原型炉もんじゅ=福井県敦賀市


各紙の報道によると、原子力規制庁は3日、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)が運用状況のデータを約4時間にわたって外部送信できなくなる事態に陥った、と発表した。もんじゅは原子炉の温度データなどを国の緊急時対策支援システム(ERSS)に常時自動送信することになっているが、送信が止った原因はデータを伝送するサーバーの電源切れだっという。

 

ERSSは全国の原発のデータを把握・管理するシステム。もんじゅのデータは、同日0時すぎから約4時間総信できなくなっていたという。

 原子力機構によると、3日午前0時すぎ、もんじゅの原子炉の温度などのデータを表示するシステムで警報が鳴り、データを外部へ送信できなくなった。調べたところ、データを伝送するサーバーの電源が切れていたという。再起動して復旧した。

機構は、単なるミスで電源が切れたのか、あるいは何らかのトラブルによって引き起こされたのか、原因を詳しく調べている。もんじゅは、約1万個の機器の点検漏れ問題で、運営元の日本原子力研究開発機構が、原子力規制委員会から運転再開準備の禁止命令を5月30日に受けたばかり。今回のシステムは点検漏れ機器には入っていない。

 データ送信が止まった間、規制庁は機構からファクスやメールなどで情報の提供を受ける形で対応をしたという。手作業だったわけだ。ERSSを巡っては、今年2月にも全国の原発のデータが表示されないトラブルが起きた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013060301001146.html