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昭和シェルが製油所跡地に 大規模バイオマス発電所を建設へ(FGW)
2013-08-08 00:53:10
昭和シェルは7日、川崎市川崎区扇町にある旧京浜製油所扇町工場跡地で木質バイオマスを燃料とするバイオマス発電所を建設することを発表した。発電能力は40万MWで、一般家庭8万3000世帯の年間消費電力にあたる30万MWhの電力を供給できる。2015年から操業する予定。
同社は、「中期経営アクションプラン」で、電力事業の「規模の拡大」と「発電源メニューの拡充」を目標として掲げている。今回のバイオマス発電進出は、電力事業を「石油事業」「太陽電池事業」に続く第三の柱へと育成する成長戦略の一つとして位置づけた戦略の具体化だ。 今後、扇島パワーステーション(石油火力)3号機の増設や太陽光発電事業の拡大と共に電力事業の基盤を強化する。 バイオマス発電で発電した電力の全量を、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)によって売電する。また、後背地に大消費地を有する点や燃料の海上輸送に適した立地条件などのインフラ及びロジスティック面に優位性を有し、バイオマスという環境にやさしい燃料を使用したクリーンな発電により、逼迫する国内電力需給の緩和に貢献する、と社会的な位置づけも強調している。 化石燃料の代表格である石油企業の同社は、単に石油製品・サービスの売買だけではなく、「エネルギーソリューション・プロバイダー」として石油以外の多様なエネルギービジネスへの進出をグループビジョンに据えている。 |
<事業概要>
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