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東京の独大使館「日本嫌い」続く 機能不全。原発事故後 外交官の空席10人に(各紙)

2011-09-06 12:34:05

各紙の報道によると、在東京のドイツ大使館(東京都港区)で、東電福島原発事故後、外交官約10人分のポストが空席となったままになっている。放射能汚染を懸念して赴任を拒否するドイツ人外交官が相次ぐためとみられる。実際の大使館業務にも支障を来しているという。

 約10人の不在は、同大使館全職員の4分の1に当たる。中には経済部長(公使参事官)、政務班長(参事官)らの日独関係にとって重要なポストも含まれている。福島第一原発事故後、ドイツ大使館は3月18日~4月29日、一時、大使館ごと大阪に退避した。その際、本国に緊急帰国した職員の中には、その後も日本に戻らず、そのままドイツ国内の本省勤務を希望した者が複数出たという。空席が埋まるのは来夏の定期異動まで待たねばならないという。