HOME |ウエストホールディングス 新設メガソーラー45基を一般入札で売却へ。太陽光発電の〝建売販売”。運営サービスも提供(FGW) |

ウエストホールディングス 新設メガソーラー45基を一般入札で売却へ。太陽光発電の〝建売販売”。運営サービスも提供(FGW)

2015-07-10 21:19:20

westキャプチャ

全国で太陽光発電所を開発・運営しているウエストホールディングス(東京都)は自社開発の発電所42ヶ所を、オークションで他の投資家や事業者に販売する、と発表した。自社開発した再エネ施設を一般公開の入札で他の投資家に販売するのは珍しい。

 

 販売するのは、新規に建設した発電所で、いずれも固定価格買い取り制度(FIT)の対象になっているうえ、電力販売先の電力会との調整も整っているという。一種の太陽光発電の建売ビジネスといえる。一次入札の対象として21ヵ所の応募を7月24日まで受け付けている。

 

 同社は建設業から太陽光発電事業に参入。これまで日照保証サービス等も取り入れて事業を全国に拡大してきた。現在、国内で147ヶ所にメガソーラー事業を展開しているほか、産業用太陽光発電所は約4,000件にのぼる。また一般家庭向けの屋根借り、屋根貸し発電や、小水力発電、風力発電等も展開している。

 

 今回の入札では出力約200kWから2MWの太陽光発電所を出品する。入札で投資物件の太陽光発電を販売するのは、同社にとって初めてで、他にもあまり例がない。同社はこれまでも、銀行などの紹介先に開発した太陽光発電所を売却した経緯があるが、投資家の反応も前向きなことから、販売を前提とした開発を本格化させることにした。

 

 同社はグループ内に太陽光発電の運営サービス会社を抱えており、販売後のメガソーラーの維持管理業務も引き受ける。このため、投資家は、固定価格買取制度(FIT)で売電価格の確保とともに、費用管理も明確になり、投資リスクを把握しながら、安定的な収益確保が可能となる。

 

 入札にかける発電所の個別の場所や、希望価格等の詳細情報は、入札参加予定者のみに公表している。

 

http://www.west-gr.co.jp/news/detail.php?id=386