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シャープが メガソーラー向け薄膜太陽光電池から撤退。住宅用の高効率太陽光にシフト(各紙)

2015-07-31 17:18:19

sharpキャプチャ

 各紙の報道によると、シャープは主に大規模太陽光発電所(メガソーラー)向けに販売する薄膜太陽電池の生産を停止する方針を固めた。薄膜太陽電池は価格競争激化で採算が悪化しているため。今後は住宅用の発電効率の高い太陽電池に集中していくという。

 

 シャープの太陽電池は売上高の6割がメガソーラー向け。ただ、外部調達品が大半で、薄膜太陽電池を自社生産しても、アジア勢に対抗できないと判断、現在の受注分の対応を終えた時点で生産を停止することを決めた。海外企業などからの外部調達による販売は続ける。

 

 国内の太陽電池市場は、メガソーラーなど産業用の需要が、固定価格買い取り制度(FIT)での太陽光発電の買い取り価格見直しによって、ピークアウトしたとされる。これに対して住宅用の太陽光発電モジュールへの需要は引き続き高い。

 

 今後、主力の堺工場では発電効率が高い単結晶系の「ブラックソーラー」を主力製品と位置づけ、住宅向けの生産・販売を強化する考え。ブラックソーラーは、モジュール変換効率19.1%を誇る業界トップクラスの住宅用 単結晶太陽電池。家庭では太陽電池から作った電気を充電・売電するクラウド蓄電池システムや、家庭用電気製品に連携するHEMSなどが広がっている。

 

 シャープはシャープが1959年に太陽電池の開発に着手、実用化してから今日まで、累計出力は10.3GW(2014年末時点)に及ぶ。ただ、競争の激しい太陽電池事業では収益改善が経営再建に向けた重要な課題になっている。

 

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