HOME |日本負担の数十億円無駄に 英MOX燃料工場の閉鎖で (福島民報) |

日本負担の数十億円無駄に 英MOX燃料工場の閉鎖で (福島民報)

2011-10-18 11:04:29

英中西部セラフィールドにあるプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料工場(セラフィールド社提供・共同)
英中西部セラフィールドにあるプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料工場(セラフィールド社提供・共同)


【ロンドン共同】原発の使用済み核燃料を再利用するプルサーマル計画をめぐり、日本の電力10社が費用負担して改修工事が進んでいた英国のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料工場の閉鎖が決まったため、既に拠出した少なくとも数十億円が無駄になったことが18日、分かった。関係筋が明らかにした。

 工場閉鎖の直接的な原因は、東京電力福島第1原発事故で「日本がMOX燃料を受け入れる見通しが立たなくなった」と英側が判断したためだ。

 工場の改修が必要になったのは以前から故障が相次ぎ、計画通りにMOX燃料の製造が進まなかったという英側の事情からだった。

http://www.minpo.jp/view.php?pageId=21096&blockId=9898615&newsMode=article