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H.I.S. 小売電力事業に参入。旅行商品販売の国内300店舗で電力も販売 旅行と電気の同時予約で「お得」なサービスも展開(RIEF)

2016-01-06 23:03:28

HIBキャプチャ

 大手旅行会社のH.I.S.(エイチ・アイ・エス)は、今月初めから、国内300店で、一般向けに電力を売り始めた。旅行と電気の同時申し込みで、両方が有利になるキャンペーンも展開している。

 

 HISは電力事業に参入する理由として、「『旅』を通して平和を願うHISは、平和で旅ができる環境のベースには、安定した電力の供給が必要であると考える」としている。

 

 電力販売はグループ会社のハウステンボス(HTB)の子会社であるHTBエネジー(長崎佐世保市)が供給する。同社は昨年8月からハウステンボスに電力供給を実施しており、再生可能エネルギーやLNG火力発電等クリーンエネルギー、さらに大分県別府市での地熱発電設備など、多様な電源を抱えている。

 

 これらの自社開発電力を一般家庭や小規模事業者向けにも販売する。4月の電力小売り自由化に向けて、多様な企業が電力販売事業に参入しているが、HISの特徴は、旅行販売の店舗を中心としたネットワークを活用して電力を販売する点だ。

 

 今月3日から開始したサービスは、旅行店舗に来店した顧客に電力サービスの案内や4月からの申込みの手続きを行う。販売予定の電気料金は「2015年12月現在における各エリアの一般電気事業者(電力会社)が定める各電気料金」から5%の割引を保証する。安価で安定的な電力供給の実現を目指す。

 

 販売スタートのキャンペーンとして設定した目玉商品の「初夢フェア」では、期間中に、旅行と電気の同時申込で旅行が3000円割引(海外旅行、国内旅行は1000円。一世帯一契約)となるサービスを提供する。2月1日まで。

 

HTBも、HTBエナジーと電力販売代理店契約を結び、テーマパーク「ハウステンボス」入場口に特設ブースを設けて、3日から事前仮登録受付等を開始した。

 

 

http://www.his.co.jp/material/pdf/n_co_20151228_2.pdf