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スギ雄花から高濃度放射性セシウム、最高値は福島県双葉郡浪江町小丸で25万3000ベクレル/kg(SAVE CHILD)スギ花粉症で汚染再燃?

2011-12-29 12:32:13

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林野庁は12月27日、福島県内の87箇所のスギ雄花に含まれる放射性セシウムの濃度の調査結果(中間報告)を発表しました。その結果によると、最高値は福島県双葉郡浪江町小丸で1キロあたり25万3000ベクレルという極めて高い濃度の放射性セシウムが検出されました。林野庁によると「健康に大きな影響があるとは考えられない」とのことです。

以下の地図は、文部科学省の土壌のセシウム沈着量マップに林野庁のスギの雄花に含まれるセシウム濃度の高い順に4地点の場所に印を付けたものです。

以下は林野庁のスギの雄花等に含まれる放射性セシウムの濃度の調査結果(中間報告)より調査箇所毎の測定結果を引用です。

(別添)スギ雄花等に含まれる放射性セシウムの濃度の調査結果(PDF:241KB)
(参考1)人体が受ける放射線量の試算(PDF:94KB)

セシウムなどの放射性物質を含む花粉を肺に吸い込むことによる健康影響についてはわかりませんが、花粉1キロを吸う人はいません。25万ベクレルという数字に一瞬ビックリしてしまうかもしれませんが、25万ベクレルをそのまま吸い込んでしまうというイメージは持たない方が良いと思います。

以下はNHKニュースより引用です。

スギ雄花から高濃度放射性セシウム


東京電力福島第一原子力発電所の事故で、警戒区域にあるスギの雄花から最大で1キログラム当たり25万ベク レル余りの極めて高い濃度の放射性セシウムが検出されたものの、飛散した場合の被ばく線量の計算から、林野庁は「健康に大きな影響があるとは考えられない」とする報告をまとめました。


林野庁は、福島第一原発の事故の影響を調べるため、先月下旬から今月上旬にかけて福島県の阿武隈山 地を中心に87か所の杉林でスギの雄花を採取し、放射性セシウムの濃度を測定しました。その結果、原発から西北西に11.3キロの警戒区域にある浪江町小丸のスギで、1キログラム当たり25万3000ベクレルを検出したのをはじめ、29か所で1万ベクレル以上の高い値を検出しました。25万3000ベクレ ルの花粉が、環境省のスギ花粉情報でこれまで最高の1立方メートル当たり2207個の濃度で、シーズン中、4か月にわたって飛散し続けたとすると、吸い込 んだ人の被ばく線量は、0.553マイクロシーベルトになる計算だということです。これは、現在、東京・新宿区で計測される1時間当たりの放射線量の10 倍程度で、林野庁は「健康に大きな影響があるとは考えられない」とする報告をまとめました。

12月27日 14時39分 NHK

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111227/t10014939701000.html

http://savechild.net/archives/14314.html