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環境金融研究機構主催「サステナブルファイナンスアカデミー(アドバンスド)」修了。20人の受講生が「サステナブルファイナンスエキスパート」に認定される(RIEF)

2024-08-05 18:25:26

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写真は、修了式後の記念写真。講師の方も参加してくれました)

 

 一般社団法人環境金融研究機構(RIEF)は、今年5月から7月末までの3カ月にわたって実施した「サステナブルファイナンスアカデミー(アドバンスド)」の修了式をこのほど行った。RIEFとしては初の長期の教育事業で、20人の社会人受講者が13回の講義を受講し、RIEF認定の「サステナブルファイナンスエキスパート」の認定を受けた。

 

 サステナブルファイナンス分野は急拡大している。アカデミーの講義でも、トランジションファイナンスから、気候関連の情報開示、生物多様性、人権課題などと、多様な分野を対象に選び、同分野での一流の専門家が講師を務めた。講義では講師の熱心な講義に加えて、講師と討論者を含む受講生との間での議論も毎回、展開された。

 

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 サステナブルファイナンスの「アドバンスド」の世界は、たとえば気候変動の場合だと、脱炭素社会に向けて、どのような技術が温室効果ガスの削減に効果があり、経済的コストが妥当かという点の見極めが、現在、複数のルートで進行中という状況にある。地球全体での最適解を見出すためには、これらのルートを構築する技術評価、政策評価がカギとなる。

 

 アカデミーでは、そうした視点での講師と受講者の真剣な議論が中心となった。わが国経済が、グローバル競争に後れを取らず、サステナブルファイナンスの世界でも、他国に伍していくためには、既存の技術や、立場、主義主張にとらわれず、もっとも効率的で、迅速かつ安定的に、脱炭素社会に移行する道筋を、柔軟な視点で見出す必要がある。

 

 サステナビリティの世界が、基本的に、将来につながる不確実性を内包していることを踏まえれば、政府が現在推進する政策も、政策としては最適でないかもしれない。あるいは、将来の修正を前提として取り組む選択肢を持っておく必要があるかもしれない。

 

 今回のアカデミーが、20人の受講生に対して、そうした視点を提供できたとすれば、開講の目的は、ある程度、果たせたのではないかと考えている。

                        (藤井良広)

修了式の後は懇談

修了式の後は和気あいあいの懇談

 

 サステナブルファイナンスアカデミー(アドバンスド)の講師には次の方々にご参加いただいた。(五十音順)

 ▼明日香壽川(東北大学東北アジア研究センター教授)▼足達英一郎(日本総合研究所常務理事)▼足立直樹(レスポンスアビリティ代表取締役)▼大久保明日奈(オウルズコンサルティングパートナー)▼越智信仁(関東学院大学経営学部教授)▼籠島康治(電通CXクリエーティングセンター)▼ロッシェル・カップ(ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社長)▼楠本昭人(ブリックレイヤーアセットマネジメント社長兼チーフポートフォリオマネージャー)▼白井さゆり(慶応義塾大学総合政策学部教授)▼末吉竹二郎(国連環境計画金融イニシアティブ特別顧問)▼藤井良広(環境金融研究機構代表理事)▼堀江隆一(CSRデザイン環境投資顧問社長)▼堀口宗尚(京都大学経営管理大学院特命教授)▼宮崎和己(元朝日新聞記者)▼吉澤康子(電通グループサステナビリティオフィス)