一般社団法人環境金融研究機構(RIEF)主催の2025年(第11回)サステナブルファイナンス大賞。応募受付始まる。自薦、他薦ともにOK。締め切りは11月30日夜まで。(RIEF)
2025-10-18 02:03:49
一般社団法人環境金融研究機構(RIEF)が2015年以来実施しているサステナブルファイナンス大賞(Sustainable Finance Awards )の本年(2025年)の募集が始まりました。この1年間を通じて、日本市場でのサステナブルファイナンスの推進・取り組み、関連する金融商品・サービスの新たな開発・提供、市場取引の進展・啓蒙などに、貢献した金融機関、企業、組織・団体等を顕彰するための非営利の取り組みです。これまでに大賞のほか、優秀賞、地域金融賞、国際賞等を受賞した企業・組織は100社・団体に達しています。今年の表彰候補企業・組織はどこでしょうか。奮ってご応募ください。
2015年に第1回大賞を募集し、昨年で10回の表彰を行いました。これまでに、100社・団体を表彰対象として選考してきました。10年、100社・団体の顕彰を一区切りとして、今年はサステナブルファイナンスへの取り組みが「新たな1歩」を踏み出す年として位置づけたいと思います。
グローバルにはサステナブルファイナンスの世界も潮目の変化がみられます。その一つは、トランプ米政権が「反気候政策」を宣言し、気候政策、ESG・サステナビリティ取り組みへの見直しを打ち出した点です。特に米国市場では、再エネ投資も、ESG投資も、一気に火が消えたようになっています。
しかし、経済成長の著しいアジアを軸にして、サステナビリティを経済成長、ビジネス発展の軸に据える動きは、「トランプのカベ」にもかかわらず、着実に広がり、発展しているように思えます。日本のサステナビリティ政策も、トランジション(移行)への転換に課題を抱えながらも、再エネ発電等は経済成長、地域活性化の原動力となっています。

「サステナビリティの10年」から、次の展開に向けての「新たな1歩」を踏み出した2025年に、自他ともに認める時代を切り開く企業・組織はどこでしょうか。金融機関のみならず、サステナブルファイナンスを活用して新たな事業展開を行った企業も対象です。また営利企業だけでなく、非営利企業、公的組織、政府機関、地方自治体等も顕彰の対象にしています。
これまで、同賞の大賞に選ばれた企業・組織は、日本政策投資銀行(第1回)、損害保険ジャパン日本興亜(第2回)、戸田建設(第3回)、日本生命保険(第4回)、城南信用金庫(第5回)、東京大学(第6回)、日本生命保険(第7回)、富士フイルムホールディングス(第8回)、Green Carbon(第9回)、ナチュラルキャピタルクレジットコンソーシアム(NCCC)(第10回)となっています。
表彰対象の賞は、サステナブルファイナンス大賞のほか、優秀賞、グリーンボンドなどのESG賞、地域金融賞、サステナブルイノベーション賞、国際賞、NPO/NGO賞などがあります。対象企業・組織の取り組み内容に応じて、新たな賞も設定します。
ご応募は、自薦、他薦のどちらでもOKです。また環境金融研究機構自体も、この1年の内外市場での動きを踏まえて、目覚ましい活動を展開された企業・組織を推薦します。選考は、サステナブルファイナンス分野の専門家として知られる選考委員10人による定量評価と定性評価を組み合わせた選考プロセスで行います。現在、選考委員の「選考」の最中です。
審査基準は、応募案件について、「新規性」「ESG度」「Impact1(他の金融機関への波及)」「Impact2(顧客・社会への影響)」、「収益性」、「企業評価」の6項目をスコアリングし、その総合点を踏まえたうえで、審査員会議での合議による定性的な評価も加味して決定します。
選考結果は、年内に公表します。表彰式は来年1月中旬に、東京・内幸町の日本記者クラブで開催する予定です。
ご応募されたい企業・組織の方は以下の「PDF 閲覧・ダウンロード」を参照してください。
(注)ワード版の申請書類が必要な場合は、<green@rief-jp.org>にお問い合わせください。

































Research Institute for Environmental Finance