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安倍首相 硫黄島と父島視察(各紙) 「国の無策」で大きな犠牲を出した硫黄島の追憶も大事だが、今、苦しんでいる「福島」に毎週でも通い、迅速な対策の指揮をとってもらいたい

2013-04-14 22:19:47

硫黄島で慰霊追悼式に出席した安倍首相
安倍晋三首相は14日、太平洋戦争末期の激戦地・硫黄島(東京都小笠原村)を訪れ、同地で戦死した日本兵の遺骨収容の作業現場を視察した。同行した記者団に対して、「官邸がリーダーシップをとり遺骨帰還事業を着実に進めたい」と述べ、政府による帰還作業の加速を表明した。東京電力が混乱し続けている福島原発での汚染水問題でも「リーダーシップ」をとってもらいたい。

硫黄島で慰霊追悼式に出席した安倍首相
硫黄島で慰霊追悼式に出席した安倍首相


現職首相の硫黄島訪問は2010年12月の菅直人氏以来。安倍首相は、同地で開いた戦没者追悼式に参列した。追悼の辞として、「戦争の惨禍を繰り返さないためにも、この島で生じた悲痛な歴史を風化させず、若い世代に伝えていかなくてはならない」と述べた。

同日午後には、現職首相として初めて父島(小笠原村)に立ち寄り、離島振興策などをめぐり地元住民と意見交換した。